ここにあるのは、主張でも意見でもない。
紛れもない、DVの真実です。
配偶者や親密な人との間に起こる暴力は
見えにくく、相談しにくい。
だからこそ、
“外”に相談できる人が必要です。
あの時、
話を聞いてくれる人がいたから。
それだけで動きだす人生があります。
この国の真実を変えよう。
DV相談員、募集中
コロナによってDV加害者の在宅時間が増えたことに伴い、DV被害件数が世界中で増加していると言われています。日本でもこの状況を契機に、DVの相談件数は約3割増加(19年4月:10,295件→20年4月:13,471*件)しています。
*7月27日時点の暫定値
配偶者からDVを受けたことが「ある」と答えた女性は31%。実に約3人に1人の女性がパートナーから暴力を振るわれているのがこの国の実態です。
配偶者からDVを受けたことが「ある」と答えた男性は20%。警察への男性の被害相談も年々増加し、年間で1,600人を超えています。また、DV経験の中で命の危険を「感じた」女性は15.0%ですが、男性も3.1%が危険を感じたことがあると答えています。
20代女性の36%が交際相手からのDV経験があるとの報告がなされています。DV被害に年齢は関係ありません。命の危険を感じるほどの暴力は若年層のほうが多くなっています。
性暴力被害に遭った時期は20代が49.4%と最多ですが、18 歳・19 歳が14.0%、小学生のときが12.2%と未成年の被害は決して少なくありません。また、売春関連の犯罪検挙数は右肩下がりを続ける一方で、被害の内訳をみると女子未成年者が増え続けています。
性暴力の被害当事者のうち、警察に連絡・相談できたのはたったの3.7%。被害当事者が声を上げにくい問題だからこそ、性暴力を含むDV相談の環境整備が急務となっています。
配偶者からのDV相談先は「家族や親戚」が28%で最多、次いで「友人・知人」が26%と続きます。もし大切な人がDV被害に遭ったとき、頼られるのはあなたかもしれません。
DV被害に遭った人の49%が「どこ(だれ)にも相談しなかった」と答えています。相談しやすい環境づくりと相談を受けられる人の育成が急務となっています。
俺/私を怒らせるお前が悪い。そんな常套句をつかい、DV加害者は被害当事者自身が悪いのだと思い込ませることでDVの実態を隠蔽します。その言葉に決してうなずいてはいけません。
離婚をしない理由に「子どものことを考えたから」と答えたDV被害当事者は6割を超えます。子どもの学校のことや経済的問題で離婚に踏み切れないケースは少なくありません。また子どもの前でDVを振るう面前DVも児童虐待であり、年間通報件数は約8万件にも及びます。
配偶者や恋人、パートナー、親密な人による暴力の相談を受け、状況に応じて適切な支援情報を提供し、問題解決のために寄り添う相談支援のプロフェッショナルです。
DV相談員は、当事者の困難を聴き取り支援へつなげる「窓口」です。丁寧にお話を聴き、課題を整理し、適切な支援につなぎます。
DV被害当事者が電話やSNS、面接を通して相談に訪れます。
DV相談員が状況を電話やチャットでヒアリング。ひとりひとりの声に耳を傾け、適切な機関と連携し支援へとつなぎます。
支援機関と連携し、DV被害当事者の保護や、同行支援など、共に歩きながらサポートを行います。
募集・選考・研修を経て、採用されます。
相談援助や支援に強い関心を持ち、学ぶ意欲のある方なら誰でも応募可能です。
また、働き方も柔軟に検討いたします。兼業も可能です。
※下記の経験をお持ちの方は能力を考慮します。職務履歴書に具体的な業務をご記入ください。
一般社団法人社会的サポートセンターの事務所や、関連団体拠点など全国に勤務地があります。住まいやあなたのご状況に応じて勤務地を決めていきます。
月4〜12回の原則曜日固定での勤務を予定していますが、働き方はご希望に応じて柔軟に検討いたします。
夜勤や土日祝日に勤務できる方は歓迎します。
契約日から2021年3月31日までです。
その後は年度毎に契約を結びます。
時給1,200~2,000円です。
※経験や能力、勤務日時によって変動します。
深夜夜勤手当、交通費(上限月額6万円)があります。
賞与や各種手当はありません。
採用までに、オンライン研修、ロールプレイング、現場での短期研修があります。
また、採用後もプロの相談員による研修期間を設けますので、未経験の方からの応募もお待ちしております。
オンライン書類選考
下記フォームからご応募ください。
オンライン面接選考
書類をもとに面接を行います。
オンライン研修
2日間のライブ授業とeラーニングの受講を実施予定です。
ロールプレイング面接
現場の状況を想定してオンラインで面接とロールプレイングを行います。
短期インターン選考
全国の相談拠点にて実際に相談員と実務を行います。
内定
私はかつてDVの被害当事者でした。毎日相手の機嫌を取ることで頭が一杯でした。DVという言葉を知り、助けを求め、出会い、支援してくれた方のおかげで、今の私がいます。
日々平穏に暮らし、少しは誰かの道案内ができるようになりました。
私は25年前、夫の元からシェルターに避難しました。当時は法律もなく、捜索願を出していた夫に警察が私の居所を教えようとしたり、怖い思いをたくさんしました。今後は、私のような思いをする被害者をもう作りたくないと思い、現在は被害者の相談・支援に関わっています。